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家づくりコラム

「透湿性能」の重要性

2025/10/13

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皆さんこんにちは!桧家住宅秋田店です。

 

「家の健康を守る透湿性能という考え方」
家づくりというと、断熱や耐震のことはよく耳にしますが、「透湿性能」という言葉はあまり馴染みがないかもしれません。
しかし、これは住まいの長寿命化や快適性に直結する、とても大切な性能です。



透湿性能とは

透湿性能とは、壁や屋根などの構造体が、適度に湿気を外部に通す能力のことです。
室内の湿気が全く抜けないと、壁の中で結露が発生し、木材の腐れやカビの原因になります。

逆に透湿が多すぎると、外からの湿気や雨水が侵入しやすくなってしまいます。
つまり、「湿気を外に逃がしつつ、雨や風は通さない」というバランスが重要なのです。


●「アクアフォームLITE」の特長

アクアフォームLITEは、現場で発泡施工する硬質ウレタンフォーム断熱材の一種ですが、特に透湿抵抗が低く、

壁内の湿気を自然に逃がす性質を持っています。通常の断熱材に比べて透湿性が高いので、

壁の中に湿気を閉じ込めにくく、内部結露のリスクを減らせます。
加えて、ウレタン系断熱材特有の高い断熱性・気密性も確保できるため、住まいの温熱環境と構造の健全性を両立できます。


タイベックシルバーとの組み合わせの優位性

透湿性能を最大限に活かすためには、外側の透湿防水シート選びも重要です。
タイベックシルバーは高い防水性と透湿性を併せ持ち、しかも遮熱効果まで備えています。
これをアクアフォームLITEと組み合わせることで、
内部の湿気をスムーズに外へ排出
外からの雨水をしっかりブロック
夏場の外部熱を反射して冷房効率アップ
といった複合的な効果が得られます。




まとめ

透湿性能は、家の寿命と快適さを左右する「見えない性能」です。
アクアフォームLITEとタイベックシルバーの組み合わせは、湿気対策・断熱・遮熱を一度に実現し、長く健やかに暮らせる住まいづくりを強力にサポートします。
デザインや設備に加えて、こうした目に見えない性能にも注目することが、体幹力の強い家づくりの秘訣となるでしょう。