COLUMN

家づくりコラム

住まいに大切な“換気”

2025/5/12

  • #お役立ち情報

皆さんこんにちは。桧家住宅秋田店です。

今回は「住まいに大切な“換気“」についてお伝え致します。

昔の住宅であれば、すき間風などにより意図的に換気をする必要がありませんでした。

しかし、高気密・高断熱化が進んだ現在の住宅では空気の入れ替えが自然に行われにくく(特に寒い冬場)、

計画換気の役割が非常に重要になってきております。そこで、平成15年7月より、24時間換気が建築基準法で義務付けられております。

 

≪ 24時間換気システムとは? 第1種?第3種? ≫ 

24時間換気システムとは、絶えず室内の空気を2時間かけて入れ換える機械の事です。

ゆったりと絶え間ない空気の流れをつくり、家中を常に健康的で快適な空気環境に保ちます。

その換気システムの中でも換気形式は大きく分けて下記の3タイプがあります。

 

・第一種換気方式

室外の新鮮な空気を室内へ取り込み(給気)、室内の汚れた空気を室外へ吐き出す(排気)を

同時に一つの換気機器にて行う方法です。この方式のほとんどは、給気と排気とで熱交換を行うタイプとなります。

熱交換器の働きにより外気を室温に近づけて給気するため、冬暖かく、夏は涼しい室温に近い温度で吸気され

冷暖房費の節約にもなります。また、集中して給気と排気を行うため、外壁の貫通箇所が少なくて済みます。

桧家住宅では「全熱交換型セントラル第一種換気システム」を標準採用しております。 

 

 

【桧家の快適空間システム ココチE】

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・第二種換気方式

室内に外気を取り入れる給気は換気機器で行い、室内の空気を室外へ吐き出す際は、

「差圧」を利用して換気口などから自然に吐き出す方式です。主に病院や精密機械を扱うような

クリーンルームで採用されてきた特殊な換気方法です。

 

 

・第三種換気方式

室内の空気は換気機器にて強制的に吐き出し(排気)、室内へ外気を取り入れる際は、「差圧」を

利用して換気口などから自然に取り入れる方式です。メンテナンスが容易で、ランニングコストも低いという特徴があります。

 

 

【主なメリット】…システムが安価でランニングコストが安い

【主なデメリット】…熱交換機能を持たない=熱損失が大きくなる

 

以上の様に、大切なお住まいに気持ちよく呼吸してもらうため、換気は非常に重要です。

それぞれの特徴やメリット・デメリットをご確認の上、ご見学等を重ねられてみてはいかがでしょうか。