COLUMN

家づくりコラム

耐震・制震・免震について

2025/8/18

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皆さんこんにちは!桧家住宅秋田店です。

今回のコラムは住宅の地震対策の基本「耐震・制震・免震」の違いについてです。

日本は世界でも有数の地震大国。マイホームを建てる時「地震に強い家」を選ぶことはとても大切です。

でも「耐震」「制震」「免震」という言葉、似ているようで大きく違うってご存知ですか?

今回はそれぞれの特徴やメリット・デメリットを、新築住宅をご検討中の方にも分かりやすく解説します。

 

1.耐震(たいしん)とは?

 ●特徴

 「建物自体の強さで揺れに耐える」方法。柱や梁、壁を強化し地震の揺れに負けない構造を作ります。

 ●メリット

 ・建築コストが比較的安い

 ・耐震等級(13)など、性能が数値で分かりやすい

 ・新築住宅では法律で最低限の耐震性能が義務付けられている

 ●デメリット

 ・大きな地震の揺れはそのまま建物に伝わる

 ・家具の転倒や内装の損傷が起きやすい

 

2.制震(せいしん)とは?

 ●特徴

 「建物の中に〝揺れを吸収する装置〟を入れる」ことで揺れを和らげる方法。制震ダンパーなどの部材が、地震エネルギーを熱などに変えて逃がします。

 ●メリット

 ・建物の損傷を軽減し、繰り返しの地震にも強い

 ・リフォームにも導入できることがある

 ・見た目は通常の住宅と変わらない

 ●デメリット

 ・導入コストが少し高くなる

 ・耐震と併用されることが多く、単独では効果が限定的

 

3.免震(めんしん)とは?

 ●特徴

 「建物と地面を切り離して、揺れを直接伝えない」仕組み。建物の基礎部分に〝免震装置(ゴムやダンパー)〟を設置します。

 ●メリット

 ・揺れが大幅に軽減され、室内の家具も倒れにくい

 ・建物や人への被害が最も少ない

 ・高層ビルや重要施設にも使われている高性能な技術

 ●デメリット

 ・初期費用が高い(数百万円以上かかることも)

 ・建築可能な土地や構造に制限がある

 ・定期的なメンテナンスが必要

 

長く安心して暮らすために、地震対策も〝住まい選び〟の大切なポイントです。

桧家住宅秋田では導入コスト面や繰り返す地震にも本領を発揮する制震ユニット『ミライエΣ』を標準装備しております。

AKT展示場にてその実物もご覧いただけますので、ご検討中の方はぜひ、ご来場をお待ちしております!