COLUMN
家づくりコラム
地盤調査について
2025/6/23
- #お役立ち情報
皆さんこんにちは。
秋田で全館空調のある新築一戸建てを建てている桧家住宅秋田店です。
今回は地盤調査についてお伝えします。
地盤は建物の荷重(重さ)に対して耐えうる強さを持っていなければ、建物は傾いたり沈んだりしてしまいます。この耐えうる地盤の強さが“地耐力”です。建物の耐震性・耐久性の決め手のカギとなるのは当然一番下で支える地盤と基礎です。
◆地盤が悪いと・・・どうなる?
軟弱な地盤に家を建てることによって、家の基礎全体が沈むことを“地盤沈下”といい、部分的に地盤が硬いところと軟らかいところがある敷地に家を建てることによって、軟らかいところだけが沈んでしまうことを“不同沈下”と言います。これらは、軟弱な地盤を埋め立てたり傾斜地を造成した敷地で起こりやすく、不同沈下の場合は、建物に不均一な力が発生して傾きや破壊をまねく原因となります。これらを避けるためにも、まずは地盤を調査することが重要です。
◆地盤調査の方法
地盤調査とは、地盤の強度(N値)を調べることにより、その地盤の上に家が建てられるかどうか測定することです。
家を建てる敷地での地盤調査で主に用いられる2つの方法を紹介します。
<スクリューウエイト貫入試験>
地盤の強度を調べるのに最も一般的な試験方法です。
キリのような形状をしている器具、スクリューポイントを土に押し込んで土の固さを調べ
て、地盤の支持力を判断します。
<表面波探査法>
地面を揺らして、その揺れの伝わる速さにより地盤の固さを調べて、地盤の支持力を判断
します。
◆近隣データがあれば参考に
土地選びの参考材料にしたい場合や、既存建物があって地盤調査ができないという場合、近隣データを参考にするのもいいでしょう。近くに3階以上のビルがあれば地盤調査データを持っているケースもあります。
当社では建築前にかならず前者のスクリューウエイト貫入試験にて調査を行います。精度の高い調査方法によって地層を詳しく解析し、必要に応じて地盤に応じた適切できめ細やかな補強工事を行っております。これにより、地盤保証会社より地盤保証を受ける事が出来、安心して家づくりを進めることができます。
特に秋田市内は昔田んぼだった地域がほとんどです。(例えば広面、秋田駅裏、泉、仁井田方面などなど)地盤改良工事が必要なケースが多いですが、適切に改良工事を行う事で、安心してマイホームの建築を進めることができます。